令和6年度 第一回ふくい宇宙産業創出研究会 公開セミナー

こんにちは、cosmobloom 代表取締役の福永です。

本日は8月23日に登壇させていただいた、「第一回ふくい宇宙産業創出研究会 公開セミナー」について、ブログを書いてみようと思います。学生時代にも伺ったことがある福井県工業技術センターを会場に、(おそらく)50名近く多くの方に足を運んでいただきました。もちろん福永の発表だけではなく、戦略基金についてのセミナーや研究会会員の皆様の報告会も含めての会でしたが、とにかく福井県の方々のパワーを感じました。

今回は『ゴッサマー構造の過去と未来、研究開発から実用化へ』というタイトルで、私が生まれる前の時代の研究から振り返り、現代・未来の技術、そして弊社事業でどのような実用化を目指しているかを1時間という時間をいただき、発表させていただきました。本セミナーは質疑応答込みで1時間ということで、一人でどこまで場を持たせられるか…当日まで不安も抱いておりましたが、励ましていただきつつ、ご質問もたくさんいただきつつ、想定よりも盛り上がったような気がしてほっとしております。弊社の事業内容は宇宙分野の中でもややニッチな分野ではあるので、皆さんに少しでもゴッサマー構造そのものと弊社事業のことが伝わっていると嬉しいなと思います。また、弊社が拠点としている大田区はものづくりで有名な町ですが、福井県もものづくりの会社さんが多く、連携可能な技術があれば是非連携させていただきたい!という思いも私なりにお伝えしたつもりなので、こちらも是非実現に向かっていければいいなと思います。(実は、このセミナーをきっかけに、福井県内の企業様へ9月すぐにお伺いしました)

私が感じた福井県のすごいところ(稚拙すぎる表現かもしれませんが…)は、宇宙事業に関して県内の連携がきちんとされているということです。元々宇宙事業に取り組んでいた企業の数はそう多くないかと思います。このような状況の中、県をあげて宇宙事業に向けて取り組んでいくぞとなっても、それぞれが強みを活かしながらバラバラと宇宙事業に取り組み始め、何だか色々やってるところはあるはずなのだが…となりがちかと思います。しかしながら、福井県の取り組みではそれぞれが互いの役割を理解しており、衛星開発やコンポーネントの開発、打ち上げ後の運用まで県内企業の横のつながりで実現しています。簡単なことのようではありますが、宇宙は1人で出来るものではないと、皆さんの強い思いで素晴らしい協力関係を築かれているのだなと僭越ながら感じました。

懇親会でも多くの方とお話させていただき、皆さんの宇宙開発への思いを強く受け止めました。とにかく、パワーというかエネルギーに溢れていて、福井の産業として盛り上げる気持ちだけではなく、本当に宇宙好きな方が多いのだなと実感した次第です。おいしい食事に舌鼓を打ちながら、こういう方々と一緒に仕事ができたらきっと楽しいだろうな、何か一緒にやらせていただきたいなと思ったので、ブログが目に入ったらcosmobloomを思い出していただけると嬉しいです。

余談ですが、福井に数回行っているものの、未だに福井サーモンを食べる機会に恵まれず…次こそ!次こそと毎回思って食べそびれています。次回福井訪問の予定はまだないのですが、本当に次こそです…

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福永 桃子