飛躍の年となるように
皆様、新年あけましておめでとうございます。cosmobloomの小野です。
昨年は、当社の製品開発、プレシードラウンドでの資金調達、展示会へのブース出展など様々な場面で、本当に多くの方にお世話になりました。お世話になった皆様、誠にありがとうございました。至らぬ点が多く、ご迷惑をおかけしながらではありますが、事業を前進させることができました。改めて御礼申し上げます。
現在の事業活動ではは、製品開発と受託解析/開発の事業を行っています。製品開発に関しては順調に進捗しており、EM(打上げ環境に耐えられるか試験を行うためのモデル。Engineering Model)開発を行っています。受託解析/開発に関しては、昨年度からの継続案件に加え、新規案件があり、少しずつではありますが着実に成長している状況です。昨年は当社の事業が大きく前進した年だったと感じている一方で、事業化にはまだまだ長い道のりがあると感じています。事業化のためには、継続した売上が必要ですし、そのためには製品のリリースが必要です。ですので、宇宙実証を経て計画通りに製品をリリースできることが、何よりも重要と考えています。
今年の製品開発では、年内にデオービット装置のEM開発を完了させ、宇宙実証用のFM(Flight Model)の開発に着手できるよう努めたいと思っています。また、受託解析/開発業務についても今年度以上の売上を立てられるよう、1つでも多く案件化していきたいと思います。受託案件においても大型の案件を受けることができると、当社の取組みを多くの方に周知できると思いますので、案件獲得に向けて精進してまいります。
企業が製品開発や受託業務に取り組みつつ、加速度的な成長をしてゆくためには、資金調達といった活動も欠かせません。特に、宇宙産業では製品リリースのための宇宙実証が必要であり、その高額な実証費用を工面する必要があります。昨年はプレシードラウンドとしての資金調達を実施し、デオービット装置の開発に費用を充ててきましたが、今年も宇宙実証費用や次期製品の開発に必要な資金の調達活動を継続し、調達ラウンドを重ねていきたいと考えています。
今年は、デオービット装置のEM開発完了とFM開発の着手、そして宇宙実証を行うための資金調達という大きなマイルストーンがあります。EM開発が完了し、宇宙実証に向けたロケットの契約などが行えると、対外的にも進捗が見て取れるので、製品の営業なども幅が広がると考えています。ですので、これらの事業マイルストーンを達成し、事業が飛躍する年にできればうれしく思います。
皆様、今年もどうぞよろしくお願いいたします。
小野弘幸