おおたオープンファクトリー2024の参加

こんにちは。cosmobloomの小野です。

11月30日(土)に大田観光協会が主催する、おおたオープンファクトリー2024に参加してきました。このイベントは、大田区の町工場の方々が協力して、工場見学やワークショップを企画することで、一般の方々に対して地元の工場が有する技術とその魅力を伝えるイベントです。

cosmobloomは自社工場を保有していませんが、デオービット装置の開発でご一緒させていただいている桂川精螺製作所様のご厚意で、共同展示させていただきました。実は、桂川精螺製作所様は月面ローバーの開発を行っているダイモン様とも共同開発を行っており、当日は、cosmobloom、桂川精螺製作所様、ダイモン様の3社での展示を行いました。

桂川精螺製作所様は、ネジストラップづくり、ネジを使ったゲーム体験、工場見学を行い、ダイモン様は月面ローバーの走行デモを行いました。どの企画も、子供たちの反応が良く、とても楽しんで頂けているようでした。この他にも、桂川精螺製作所様は自社Tシャツやおしゃれな栓抜きの販売などを行って売り上げを立てるなど、非常に盛況なイベントとなりました。

cosmobloomの展示内容としては、私たちが自己展開膜面構造と呼んでいる、三角形の展開構造の模型展示と展開デモを行いました。展示物の大きさとしては、1辺1mの正三角形膜を展開できる大きさです。自分たちで自己展開膜面構造を扱っていた際は、基本的に、平らな床か定盤の上で作業していたので、展示の際に上から吊り下げられた状態を見たときは新鮮な感覚でした。宙に浮いている状態を見ると、なんか宇宙機っぽいなぁと思いましたね。

私たちの展示のメインイベントはやはり展開デモなのですが、これがなかなか大変でした。当初、おおたオープンファクトリーのイベント開催時間が10:00~12:00、13:00~16:00であることから、1時間ごとに展開デモを行うことを計画していました。ですが、自己展開膜面構造は1度開いたらおしまい、という設計思想の下で作られているため、展開後の巻取りがなかなかに大変な構造となっています。ですので、自分一人で1時間以内に収納しなおす作業は思った以上に大変でした。ともあれ、ご来場いただいたお客様全員に自己展開膜面構造の展開デモをお届けすることができたことは、とてもよかったと思っています。これをきっかけに、宇宙構造に興味を持ってくださる方が増えればうれしい限りです。

今回初めて参加させていただいたおおたオープンファクトリーですが、桂川精螺製作所様の工場だけでも、約150名ものお客様がご来場くださりました。大田区全体で一斉にイベントを行っているので、地域イベントとしても非常に大きなイベントだったと感じています。cosmobloomはまだまだ小さい会社で、お客様を直接お招きすることは難しいですが、今後もこのようなイベントにも貢献できるよう精進し、会社を成長させていきたいと思っております。

小野弘幸


CEO

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