SPACE TECH EXPO EUROPE
こんにちは、cosmobloom 代表取締役の福永です。
11月19日から21日までの3日間開催されたSPACE TECH EXPO EUROPEに出展してきました。弊社のブースではなく、Space Tech Accelerator株式会社様のブースに一緒に立たせていただいたという形だったのですが、国外の展示会は初めてだったため、非常に良い経験になりました。ブースでは老舗六角レンチメーカーの株式会社エイト様、繊維技術に強みを持ちながら宇宙開発事業にも取り組まれているセーレン株式会社様と並ばせていただき、恐縮です!という気持ちとベテランの方々がいる安心感が半々くらいの気持ちでした。3社のタペストリーはなかなかかっこよかったです。弊社タペストリーはセーレン株式会社様に製作していただきました。
今回は、現在開発中のデオービット装置のモックを持っていき、Cubesat搭載可能サイズのものを作っている会社があると知っていただきたい!という思いで立ち向かってきたのですが、様々な反応をいただいてきました。国内宇宙展示会との違いも色々とある中、膜構造を初めて見るという方が多かったことが印象的でした。拡げた膜と折り畳んで収納した膜を展示していたのですが、ここまでコンパクトになるなんてと驚いていた方も多かったですし、こんな技術があるならこういうことに使いたい!と話して下さる方までいらっしゃいました。デオービット装置をとにかく宣伝してくると意気込んでいったものの、その先に検討している膜面アンテナや解析技術まで多岐に渡って興味を持っていただけたことに驚きつつ、私たちが取り組む事業により自信を持つことができました。他のブースも周りたかったのですが、ありがたいことにお客様がひっきりなしに来るような状況で、自分で足を運んで他ブースをほとんど見れなかったことが少々残念であったかなと思います。(来年以降は1人ではなく、2人以上で行けるくらい予算を捻出できるように頑張ります・・)
国内との違いの中でもう1つ驚いたことがありました。それは学生さんの多さです。学会の企業ブースに学生さんが多く来るというのは国内でもそうなのですが、このような展示会に多くの学生さんが足を運ぶというのは日本で経験したことがありませんでした。インターンを募集しているか、卒業研究でコラボレーションできないか、という2点が大体の質問で、これが常識なのか…と個人的には衝撃的でした。(私が世間知らずすぎたのかもしれません…)
私たちの事業に興味を持って声をかけていただけたことは非常に光栄なのですが、現状インターンは募集していないので、ごめんなさいということしかできず、情けない気持ちです。近い未来、そう思ってくれる学生さんも受け入れられるような体制になるよう頑張ります。
余談ですが、2018年くらいのIAC以来2度目のブレーメンでした。前回行ったときも居心地の良さを感じていたのですが、改めて居心地の良さを感じ、帰りたくないと思ってしまいました。帰らなければならなかったのですが…毎日ビールで幸せでした。またブレーメンに行ける日を願って精進してまいります。
現在cosmobloomでは柔軟構造物に関する様々なご相談を受け付けております。ご希望の方はお気軽に問い合わせフォームをご利用ください。
福永 桃子