SaaSビジネスについて考える.

こんにちは、cosmobloom の小野です.

本日は,弊社が取り組んでいるNEDAのSaaS (Software as a Service) 化に関連して,SaaSビジネスについてお話ししたいとお思います.昨今のソフトウェア業界ではSaaSビジネスが一般的になっており,日本でもサブスクリプションという言葉が当たり前になっています.なぜこれほどまでにSaaSビジネスが広がってきたのでしょうか.

SaaSとは一般的にインターネットを介して提供されるソフトウェアなので,ユーザ企業は自前のコンピュータにプログラムをインストールすることなくサービスを利用できます.なので,ユーザ企業はソフトウェア保守や構築にかかっていたコストを大幅に削減できます.さらに,SaaSは柔軟性と拡張性に優れているため,ユーザ企業は自分たちの業務や規模に合わせて必要な機能を必要な分だけ利用できます.これにより,ユーザ企業はビジネスの成長や変化に合わせてサービスを利用できるようになりました.これが,SaaSが普及した大きな要因です.

ここまでで,SaaSはユーザ企業に多くのメリットがあることがお分かりいただけたと思います.一方で,ユーザ企業に多くのメリットがあることは,SaaS提供者に様々な課題が存在することの裏返しになります.

最も重要な課題は,やはり顧客に関する課題です.SaaSはサブスクリプションによる収益を得るビジネスモデルです.つまり,収益を上げるには多くの顧客に利用してもらう必要があり,いかに顧客を獲得するかが課題となります.一方で,サービスの解約率も重要な指標となります.顧客がサービスから離れる原因を理解し,解約率を最小限に抑える戦略が求められます.SaaSは顧客が容易に他のサービスへ移行できるため,顧客獲得と解約という2点が改善すべき重要課題となります.

これら課題への対応としては,顧客中心のアプローチがあげられます.例えば,顧客とのコミュニケーションを強化しニーズを理解することで,必要とされる機能の高度化,関連機能の追加,連携機能の強化などさらなる付加価値を提供できます.付加価値が追加されることで既存顧客の継続率を高め解約率を低減できます.また,提供される機能が増えそのユーザビリティが高ければ新規顧客の獲得にも繋がります.このような顧客目線での価値提供がSaaS提供者のとるべき対応と言えます.

SaaSビジネスは上記のような顧客中心のアプローチを継続し続けることが重要です.顧客に必要とされなければ売り上げが立つことはありません.したがって,常に変化する顧客のニーズに合わせSaaSが提供する価値も変化しなければなりません.これは現在SaaS化を進めているNEDAも例外ではなく,リリースしてからも継続的に改善し,進化する必要があります.とはいえ,まずは製品としてのNEDAを提供することが我々の目標ですので,リリースに向けて一歩ずつ進んでいきたいと思います.

それでは,また来週お会いしましょう.

小野弘幸