女子学生キャリア構築ワークショップ
こんにちは、cosmobloom 代表取締役の福永です。
本日は母校の女子学生キャリア構築ワークショップに参加させていただきました。私はグループディスカッションのファシリテーター兼、パネルディスカッションのパネラーとしての参加だったのですが、非常に有意義な時間でした。
学生の皆さんや理工学部の女性教員の方々と、キャリア構築のために今やるべきことや、女性だからこそ考えることなど議論をさせていただいたのですが、自分は就活のときにどんなことを考えていたかを思い出していました。
私は就職を考えるときに、どうしてもこの仕事をしたいという思いがなく、これはしたくないを洗い出して、そこに挙がらなかった事業に関わる企業を受けました。その時には産休や育休のような女性社員向けの制度がどれだけ充実してるかなんて考えておらず、女性だからという目線なんてまるでなかったことを思い出しました。
これは私が女子学生だからといって苦労したことが学生時代になく、さらにライフプランもそこまで考えていなかったからこそだとは思うのですが、同じように、就活をするにあたって「女性だから」という目線で物事を考えてない学生さんも少なくはないのではないかなと、ふと感じました。実際に話を聞いてみると、皆さん私の学生時代の感覚に近く、私たちより上の世代で苦労されてきた方のお話と比べると、かなりの感覚の差があることは明らかでした。
もちろん今の時代でも、結婚や出産といったライフプランを考えた際にキャリアとどちらを優先するのかというのは、就職後数年で女性が良く当たる壁かと思います。ですが、学生のうちからライフプランを考えるというのはなかなか現実的に難しいことだと思いますし、いざというときに自分がどうしたいのかを判断しやすくなるように、学生のうちから自分のことをよく理解しておくのがいいのかなと思いました。
自分のことを理解するのが得意な人も苦手な人もいるかと思いますが、これをやりたいという気持ちを優先したいのか、これをしたくないという気持ちを優先したいのか、やりたいとやりたくないを両取りしたいのか、人に頼る方が気が楽なのか、人に頼る方が辛くなってしまうのか、こんなようなことを理解していると、自分がどういう方向に進むことに向いているのかもなんとなく見えてくるような気がします。
そんな感じで、女性だからというところに焦点を絞った話は学生さんからの需要も正直なく、あまり話せなかったのですが、学生のあいだは自分のことをよく知る期間として充てられると有意義にその後生きていけそうという結論になった次第です。
皆さんのための何かになったかは謎ですが、私としても良い機会になりました。学生時代はあまり模範的な生徒ではありませんでしたが、また機会があれば、母校になにか還元できればと思います。
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それでは来週の土曜日にまたお会いしましょう。
福永 桃子