第49回 ニュースペース研究会

こんにちは、cosmobloom の小野です。

昨日、日本橋で開催された 第49回 ニュースペース研究会 に参加してきました。個人としては久々の日本橋です。クロスニホンバシタワーはとてもきれいで素敵な建物だなと訪れるたびに思います。

さて、今回参加させていただいたニュースペース研究会では、月面開発に関するお話をされていました。ご登壇者の清水建設さま、大林組さま、大成建設さま、有人宇宙システムさま、鹿島建設さまが取組まれている月面計画についてご紹介いただきました。月面開発のには様々な課題があるのですが、主には人を送れない、空気がない、重力が地球の1/6であることがとても大きな問題として存在するようです。

人を送れないということは無人での建設作業が必須となるのですが、建設作業には様々な重機を用いるため、すべての重機を連携させ自律施工をするに至るには多くの課題が存在しているとのことでした。次に、空気がないということについてです。空気がないと音が聞こえず、事故にあうリスクが非常に高くなるのだそうです。建設中の危険もそうですが、大気がないため小さな隕石は燃え尽きることなくそのまま月面に到達します。小さな隕石が月面に衝突するだけでも小さな石が弾丸のように広範囲に吹き飛んでいくのですが、音が聞こえないと、近くで衝突が起こっても察知できません。ですので、人類が月面で活動を行うにあたって空気がないことは非常に大きな課題となってるのです。最後に重力が1/6である問題です。まず重機の仕組みとして、掘削したり重いものを持ち上げる際に、非常に大きな力を出すことができるのですが、その反力を重機の自重で支えるという仕組みがあります。しかし、重力が小さくなると、当然ながら重機は軽くなってしまいます。そうすると作業に必要な力を支えるために必要な重さを確保できません。つまり、作業中に重機がひっくり返ってしまう可能性があるわけです。なので、重機をそのまま無人化すれば良いということにはならず、施工機器自体もいろいろな検討が必要なようです。

そんな月面開発ですが、上記のような研究が必要な堅牢な施設を作る前段階として、簡易施設を作り上げる必要があります。この簡易建設は、国土交通省のプレスリリースにもある通り、居住モジュールや発電タワーの構築が検討されています。こうした構造物には、インフレータブル構造や展開構造を取り入れる必要があり、実現のためには弊社の柔軟構造解析技術が不可欠になると考えています。実現への道のりはまだまだ長いですが、弊社の出番も近づいているのではないかと感じた次第です。

現在cosmobloomでは柔軟構造物に関する様々なご相談を受け付けております。ご希望の方はお気軽に問い合わせフォームをご利用ください。

小野 弘幸

CEO

前の記事

ベンチャーピッチin羽田2023
CTO

次の記事

形状精度