超小型ソーラーセイルPIERIS

(セイル収納・展開機構のBBM)

こんばんは。cosmobloom(CB)の技術顧問の宮崎です。

今日、CBのプレスリリースや、ISASのウェブリリース東京科学大のプレスリリースもあった通り、超小型ソーラーセイルによる姿勢・統合制御ミッションPIERIS(Powered Innovative Earth-orbiter with Reorientable Inclined Sail)が、JAXA-SMASHの衛星開発フェーズに移行することがになりました。

PIERISは、順調にいけば、2027年度に打ち上がるのかなあと思います。CB+協力企業さん、中条研、宮崎研の3者で共同開発するということで、ドキドキ・ワクワクです。

IKAROSが打ちあがったのが2010年ですので、あれから15年近く経って、ようやく次のステップに進めることになったわけで、長かったなあと。でも、ここからは、ピッチを早めたいですねえ。

それと、個人的には、最近は自己展開膜面構造(SDMT)が結構、気に入っているので、セイルだけでなく、例えば、デオービット膜とか、展開レクテナとか、さらには、膜面アンテナあたりにも自己展開構造がふつうに使われるようになるといいなあと思っています。また、薄膜太陽電池アレイにも使っちゃってもいいんじゃないかなって思い始めているところです(とにかく、システムをシンプルにできるので、開発が比較的、容易になりそうな気するので。あくまで、”比較的”ですが)。

とにもかくにも、中条研やCBといった若い方々と一緒に研究・開発ができるのが楽しみです。

宮崎 康行

CEO

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